投稿

9月, 2020の投稿を表示しています

水出しコーヒー器はコレ

イメージ
 1980年からコレ ユニオン・STMの30人用。どちらも現在は製造していないバブルの忘れ形見。 このタイプは、大まかに言うと上から順番に 水を入れる部分 コーヒー粉を入れる部分 コーヒー液が溜まる部分 の3部構成。細かく言うと 点滴速度の微調節ができる フィルターを変えられる 各部に蓋があること(防虫) 付属のガラスフィルターや紙フィルターは詰まりやすい。  水出しコーヒーは文字通り水で抽出するので、じっくり 時間を掛けて透過抽出 しないと香りだけの薄いコーヒーになります。 浸け置き式(コーヒー粉と水を一緒に入れておくタイプ)はすぐに飽和状態になって吸水・排液が進みません。定期的にかき混ぜれば良いのでしょうが、それは作業効率が悪く現実的ではありません。 40年も使っているとガラス製品なのでコスったりブツケたりで細かいところでは原型をとどめていません。4台在ったものも、使える部品をムリヤリ組み合わせ、今では2台しか使えません。 上部の水を貯めるところはSTM社のマーク ガラス製のフィルター(ガラスの粒子を固めた)が付属していますが目詰まりするので使っていません。コーヒーの粉自体が底の方ではフィルターになるので詰まりやすいのです。そこで粉を支えるだけの、取っ手を外した茶こしを使っています。コレは大当たりですこぶる好調。深みのある濃厚な味わいになります。 現行は茶こしフィルター。 コーヒー粉を入れるシリンダーもひび割れてテープでグルグル巻 番号が在っている点滴ノズルはコレ1つだけ。 サーバーの方は合致するものがないので接着剤を充填して固定です。蛇口から出すのではなく別のコーヒーサーバーなどに移し替えて使っています。 こちらはユニオン製。「Union N U-C30型」と読みとれます。 シリンダーの先も欠落しています輪ゴムを糸で縛って落下をしのいでいます。 サーバーの蓋は大きさが合うのは中央に穴を開けた「Hero」のジャムの蓋です。 口の部分は粉々。接着+ビニールテープで補強しています。此処はなるべく手で持たないようにしています。 こうまでして使い続ける理由は、ひとえに 理想の透過抽出 に近いからです。他に売ってないもんですから。(^o^)

ドリップコーヒー(透過抽出)

イメージ
ドリップコーヒーとは透過抽出  上から下へ時間差を作る 下の図のように注湯は数段階に分けて注ぎます。 すると、①で吸湯・排出されたコーヒー液は②〜③で吸液・廃液を繰り返し④で最も濃厚になって抽出される。 この①〜④の繰り返しを適量まで続けます。 実際にはこれ程はっきりと区別されているわけではなく、作業としては少しずつ時間を欠ける注湯となります。私は 点滴注湯 をしています。 湯量多めで注湯回数を細かく分けていれると下の図のように3層に分かれてしまいます。底に微粉が詰まり抽出が途中でおわっ。特にペーパーフィルター(濾紙)で起こりやすい現象です。 これを避けるには コヒー豆を荒く挽く コーヒー粉を目の細かい篩(ふるい)にかけ微粉を取り除く 注湯を区切らず、ドリッパー内を掻き混ぜないようにする ネルフィルターのような荒いフィルターを使う。 などの方法が考えられます。実践的なのは4番めのネルフィルターです。個人的には 丸太衣料のA-1フィルター を使っています。片面起毛のネルに二割のポリエステルが使われています。もっと透過スピードを上げたい方は同サイトに両面起毛(起毛が増えて織り込み綿が薄くなります)もあります。