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コーヒー抽出の目的は?

効率よくコーヒー成分を取り出すこと。 豆の状態や成分は抽出では変えられません。 豆で決まっているのです。 まずい豆からうまいコーヒー液は抽出できません。 となれば、 速やかに効率よく成分抽出をする ということになります。 ネルだ紙だ金属だ浸け置きだ圧縮だと、こだわり放題。 器具を変えれば味は変わりますが、最後は好みの問題です。 生豆 → 焙煎 → 抽出 どこが重要かといえば 1番目の「生豆」です。生豆にない成分を出すことは不可能です。 2番目は焙煎。風味を引き出すのはこの段階。 3番めの抽出で味を変えられるのは濃度ぐらいです。 不味い豆を抽出で誤魔化すなら薄〜いコーヒー液で飲みやすくするか、濃〜くして味を潰して分からなくしてしまうかぐらいしか出来ません。 どうやって生豆を見極めるか。みても分かりません。飲んでみて旨くなければ 「2度と買わない!」 と悔しがるしかありません。通販でかうならそのぐらいの覚悟は必要です。一番は味見出来る店です。

コーヒーの手順

1.生豆を手に入れる 味の源、上質な豆を手に入れる。 2.焙煎 加熱により豆をよく膨らまし、風味を得る。 3.焙煎豆を挽く 効率の良い抽出をするためには、表面積を増やしてお湯、又は水が浸透しやすいようにする。コーヒーの濃度に影響します。 4.抽出 お湯、又は水を浸透させてコーヒー液を抽出。水温と時間とコーヒー粉のバランスで濃度 と味の印象が変わります。 5.濾す フィルターで濾す。フィルターは種類(目の粗さ)で透過成分が変わります。 極めて単純な作業です。 複雑なことを言っている自称専門家、もしくは専門家モドキもいますが、お金が絡むと複雑になるようです。 絶対的旨いコーヒーなどこの世にはありません。 自分好みのコーヒーを追求すれば良いのです。人の言うことを聞いても無意味。 1〜5まで全部自分でやり、追求すれば自分好みのコーヒーに近づくでしょう。 1〜5まで全部店に任せるなら、出会いだけに頼ることになります。確率の低い賭け勝負です。

ドリップ式2種

コーヒーは透過抽出する 浸け置き式は飽和状態になるので濃いコーヒーは出来にくい。 エスプレッソも透過式といえますが、味わいは別物です。 透明感があり・多彩・繊細なコーヒーの風味を味わいたいなら、現行では ドリップ式( 透過式 ) 以外にはないでしょう。   更に、ドリップ式には 蒸らし式 点滴式 があります。 1.蒸らし式 蒸らしに必要なお湯を一気に入れる 20秒から1分程度時間を置く コーヒー粉への湯の浸透を待ちます。 注湯の速さを調節しながら継ぎ足しで抽出します。 2.点滴式 コーヒー粉に染み込ませるように面全体に点滴します。 点滴は 湯溜まり が出来ないように、湯量を調節します。 浸透の限界を超えるとコーヒー液がカップに滴り落ちてきます。 点滴で必要量の2割から3割程度まで溜める。 あとは普通に必要量を注湯します。 「4」で止めて、そのまま飲むとか、抽出液に直接お湯を加えて好みの味に調節することもできます。 この2つの方式の違いは雑味です。同じコーヒー粉で淹れてみると、 蒸らし式は、薄味で雑味が残る 点滴式は、濃厚でまろやかで雑味も殆ど感じらない この差は明らかで、口に入れた瞬間違いがわかります。蒸らし式は濃く淹れる飲みづらい。ところが点滴式は濃く、ボディーがあり、そして飲みやすいのです。口に入れて転がすと風味や香りが更に広がります。  ペーパードリップでは微粉があると、どうしても目詰まりがおこりやすく、湯溜まりができます。目の荒いものがあればいいのですが。(あるかもしれませんが…)。目詰まりの起きない方法は 粗挽きにする 微粉を取り除く 目の荒いフィルターを使う などが考えられます。ちなみに私は グラインダーはカリタの クリーンカットミル (微粉含有率が低い) フィルターは 丸太衣料のA-1 (透過性能が高い) を使っています。この組み合わせではなんら手を加えなくても点滴式ができます。微粉が少なく粗挽きにしなくても点滴式で抽出できます。他にもあるのかもしれませんが完璧を求めるとキリがありません。 * 他に使っている道具 水差し (必須) その他 (なくてもよいがあれば便利)

ドリップコーヒー  味の違いは何から?

ドリップコーヒー 味の違いは何によるのでしょうか 同じコーヒー豆を使って 完璧に蒸らしをこなしても味が異なるのは主に4つの要素が考えられます。 この4つの方法の組み合わせで好みの味にぐっと近づけましょう。 豆の挽き方 フィルター 湯温 抽出時間 1 豆の挽き方 粒が揃っているか (ミルやグラインダーに依存する) 挽きムラが多いと 未抽出の部分と抽出過多の部分ができてしまう 微粉が多いと「雑味」(抽出過多になり不要・不快な味が加わる)が増える 細かく挽くほど微粉は増える 荒く挽くと挽きムラが増えるそこで、一度粗挽きにしたものを もう一度同じ粗さで挽くと 比較的微粉は少なく粒も揃います。篩い(ふるい)にかけて微粉を取り除くことも出来ますが、ミルによっては半分以上捨てることになります。(T_T)微粉が出にくいミルはありますがお値段次第。 ・『Kalita ナイスカットミル』実売3万円前後 ・『Kalita クリーンカットミル』実売7万円前後 辺りが無難でしょうか。 2 フィルターの違い  フィルターによって濾過する成分が異なります。 粗いフィルター 脂肪分・微粉が抜けやすい。 金属・プラスチック 荒い・薄い布フィルターなど 細かいフィルター  円やかさ まったり感 すっきり感 あっさり感。 微粉を通さないペーパーフィルター 吸油性 ペーパーや布は油分を吸い取ります。油分は味の円やかさや甘味、味の要素の繋ぎ役としても重要です。逆に金属やプラスチックは油分を吸いにくい。 3 湯温の違い  コーヒー粉の量でも濃度の調整は出来ますが湯音で調整するものとは特徴が異なります。 低い→薄い 酸味  輪郭が立たない 熱い→濃い 甘味と苦味 (微粉が多いとエグ味 雑味も増) 4   抽出時間の違い 湯量が多く抽出時間が速い→薄い 湯量が少なく抽出時間が遅い→濃い (但し、微粉が多いとエグ味 雑味も増) 水差しのお湯を太くしてドリップすると湯量が増えフィルターの濾過スピードの限界の速さで抽出され 薄い抽出になります。 水出しのお湯を細くしてィルターの濾過スピードを下回る湯量でドリップすると 濃い抽出が出来ます。

最も簡単にコーヒーを淹れるには

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用意するもの 飲んでみて旨いと思ったお店のコーヒー粉 飲んでみて旨いと思ったお店と同じコーヒーフィルター 手鍋かサーバー 言い方を変えると最も簡単に旨いコーヒーを淹れる方法だと思います。 一人分の作り方 挽いたコーヒー粉を鍋に入れる。 お湯(私は90度)をコーヒーカップにギリギリまでなみなみと入れる。 カップのお湯を鍋に入れる 2分〜3分経ったら(長い程旨味は出ますがお好みで)鍋を振り、軽く回転させ、飽和状態を解く。 フィルターに一気に入れて漉す。 出来上がり。 出来上がりの量が足りなければお湯をドリップしてください。 コーヒー豆やフィルターは何でも良いのですが、比較するにはお店と同じもの・あるいは普段淹れているものを使えばわかりやすいかと思います。 この淹れ方のポイント お湯の温度(温度による抽出成分の違い) コーヒー粉全体に且つ均等にお湯が浸透する コーヒーの濃さは浸け置き時間だけで決まる 濾し取るフィルターで抽出成分がかわる という4つポイントがあります。これはすべてのコーヒー抽出に共通するポイントでもあります。 かたやドリップコーヒーでは 第一注湯の仕方(いわゆる蒸らし)で、必ずしも均等に且つ温度を下げずに維持するのは困難である 第二注湯以降の注油スピードと再現性も困難である というふうにプロでもかなり困難なのです。 逆の言い方をすれば無駄に非合理的困難をこなして優れた技術が有るかのように見せかけている。 もちろん、コーヒーサーバーでもよいのですが、量が増えるとコーヒー粉の層が厚くなってしまうと浸透率が下がる(飽和状態)ので濃くなりません。   同じ浸け置き式のコーヒープレス。 しかしイマイチです。縦長の筒型なので断面積が小さく、浸透性が悪いので味に癖が出てしまいます。かき混ぜても均等にはなりません。 横に広い方が抽出も均等で速いのです。 この鍋式浸け置きコーヒーは 簡単 まろやかさ バランスの良さ クセの無さ という点でお勧めです。