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手網焙煎と手鍋焙煎

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「煎りたてハマ珈琲」さんの https://m.youtube.com › watch家庭でできる珈琲の焙煎方法をお伝えします!【煎りたて ... を参考にしました。 良い焙煎機とは 熱気で包みこむことが出来る 温度ををコントロール出来る 豆の状態が随時チェックできる 瞬時に豆をとりだせる 直接火力だけで焙煎をすすめるのは非効率的。豆全体に熱が効率よく行き渡るほうがよいと思われます。 外気と遮断されている… 重い部品、厚い部品… 熱を逃さない、輻射熱に余裕があるなど。かといって家庭用に大型焙煎機を買うのも非効率的です。手網もハンドロースターにも行き詰まっていたところに朗報。それは蓋付きの手鍋です。蓄熱焙煎機の最小型が「蓋付き手鍋焙煎」ではないでしょうか。 手網焙煎器 安くて、軽くて、お手軽度、NO.1 手を止めると焦げる 豆の状態が見えにくい チャフが散らかる ガラス蓋付き片手鍋焙煎 Good point ガラスの蓋がある(蓄熱・状態の可視化・風の影響を受けない・チャフが全く飛ばない) 加熱面積が多い(蓋以外)。 状態変化がよく見える。(湯気・匂い・色・煙など) コンロに直置きで蓄熱、鍋を持ち上げて前後に振る。それを2〜3秒おきに繰り返すだけなので楽。(手網は持ちっぱなし!) チャフが飛び散らない Bad point 100g以上は重い 手を止めると底から焦げる。(横においても鍋の熱で焦げたりする) オススメの片手鍋は  なんといっても「 ダイソーの16cm片手鍋 」。 アルミ製、底厚2mmで熱効率が良く、軽い。 内側テフロンで汚れにくく洗い易い。 蓋が透明ガラス(見やすい) 低価格¥500 取手の形状が持ちやすく振りやすい 片手で前後に振るだけなら蓋が外れたりしないので安心 火力の目安  豆と同じ重さの水を 2分程度で沸騰させる火力 が程良いようです。 ※ 煎りムラができたら火力を落として揃えてから進めると良いようです。 煎り方サンプル 浅煎り前編  (ハマ珈琲さんの動画) 手鍋焙煎 浅煎り コロンビア  スプレモ(ウォッシュド) 予熱180度 1分 蓋に湯気でくもり始める 2分 湯気が水滴にかわる。青臭い香り 3分 特に大きな変化はない。豆色が白っぽくなる。 4分 蓋にチャフ が着き始める。ほんのり黄色みが 5分 豆が黄色っぽく色付き始める。湯気のような煙のよう

そもそもコーヒードリッパーって何?

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ドリッパーの役割 ドリッパーはフィルターを支えるための道具だと思っていませんか?。確かに ペーパーフィルターは自立しないし、布フィルターのように取っ手もついていないので支えるにはドリッパーが必須です。しかしドリッパーの役目は他にもあります。 ドリッパーは抽出速度をコントロールする  ドリッパーには一つ穴・3つ穴、それぞれの大きさによって抽出スピードの最高速度を決定します。早ければ薄いコーヒー、遅ければ濃いコーヒーになる傾向です。  メリタ式では、蒸らしを行ったら、 ドリッパーに指定湯量を一気に入れてしまう あとはドリッパーの穴の大きさによって自然落下するのを待つわけです。     つまり、味の好みは豆の挽き方と量と湯の温度で各自決定しろと言うことです。メリタ さんがズルをしていなければですが、濃いめのしっかりした色塩梅に抽出されています。淹れ方はとても簡単で理にかなっています。 フィルターだけで抽出速度をコントロールする 金属のメッシュフィルターやネルの布フィルターにはドリッパーがありません。抽出スピードをコントローするには少し技術が要ります。とは言っても お湯を注ぐ太さ(量)とポットの位置(高さ) だけです。 細く注げば湯量が少なく、太く注げば湯量が多い。 注ぐ位置が高い程抽出スピードは遅くなる。 高いほど・細いほど、湯溜まりが出来て、抽出スピードは遅くなります。微粉が多いとフィルターが目詰まりをおこし止まってしまうこともあります。 フィルターとドリッパーで抽出速度をコントロールする  多くの人は無意識にフィルターとドリッパーの組み合わせで抽出しています。2つの要素を自在に操るのは簡単ではありません。 メリタ式で抽出動作をシンプルに済ませる フィルターだけで好みの味を追求する 選択は自由ですが抽出速度をドリッパーにある程度任せたほうが仕事は楽だと思います。焙煎も抽出も、固定要塞が多いほど作業は安定・再現性はアップします。  お店でお客様をお待たせしないようにするにはペーパーとドリッパーの組み合わせが必須になって来るでしょう。更に、数種類のコーヒーを銘柄別に同時に淹れるという芸当も可能になります。  家でじっくり趣味の世界に浸って究極の味を追求するなら布フィルターにチャレンジすることをおすすめします。(^o^)/ ※ ドリッパーの穴は大きいほど速く、小さいほど遅いわ

ドリップコーヒーとは底穴ありの浸け置き式

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 以前の投稿で 「浸け置き式は飽和状態になるから駄目」 と言いましたが、底に穴があれば飽和状態にはならないとも言えます。 ドリッパーにのせるペーパーフィルターなどはドリッパーの穴の大きさや数・位置 布フィルターなら フィルターの目の粗さ 更にはコーヒー粉の微分の量(目詰まりを利用する) 湯溜まりが出来ても透過が続くなら問題なしのようで、寧ろ浸透力はUPしているようです。透過スピードが遅いほど味は濃くなる。 などど曰わっている私ですが、実は毎食後にコーヒーを淹れてくれる妻のやり方を解析しただけです。 家庭用の安価なコーヒーミルで、微粉たっぷり挽目バラバラ・量も少な目。案の定ペーパーフィルターは目詰まりで、湯溜まりがたんまり出来ている。時間もかかる。ところが飲んでみると、甘みが強く滑らかで美味しい。お湯の温度は80度程度、もしくはそれ以下。蒸らし時間も適当。洗い物ををして忘れていることも多い。 しかし、旨い。 妻に、同じことを布フィルターでやってもらった。ザルのようにヌケの良い布フィルターにたんまり湯溜まりが出来る。コーヒー粉自体がフィルターの役目を果たしている。味も深みが増し一層旨い。湯溜まりで抽出時間は多少長くなるが、透過成分はペーパーより多いからだと思う。 こうなると、コーヒー抽出のタブーって一体何なのか考えてしまう…。 因みに、3種類のグラインダーで挽いたコーヒー粉の画像です。 2万円の家庭用 7万円の業務用 5万円のエスプレッソ用で荒目 価格ほどの違いは無いような気がしませんか?。物に合った淹れ方を研究したほうがお金の浪費を防ぎます。微粉の量や挽目のキレなど関係なく、湯温と注湯のスピードなどの関係を調節すれば、どれも美味しいですよ。(^o^) 湯溜まりの作り方? まずは蒸らしか、点滴落としで湯をじっくりコーヒー粉に染み込ませます。十分染み込みが行き渡ったら、 図のように、周りに飛び散らない高さの限界から糸を垂らすように可能な限り細く注湯すると湯溜まりが出来て浸け置き透過になります。太いお湯を注ぐとただの薄いコーヒーになるので注意が必要です。

水出しコーヒー器はコレ

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 1980年からコレ ユニオン・STMの30人用。どちらも現在は製造していないバブルの忘れ形見。 このタイプは、大まかに言うと上から順番に 水を入れる部分 コーヒー粉を入れる部分 コーヒー液が溜まる部分 の3部構成。細かく言うと 点滴速度の微調節ができる フィルターを変えられる 各部に蓋があること(防虫) 付属のガラスフィルターや紙フィルターは詰まりやすい。  水出しコーヒーは文字通り水で抽出するので、じっくり 時間を掛けて透過抽出 しないと香りだけの薄いコーヒーになります。 浸け置き式(コーヒー粉と水を一緒に入れておくタイプ)はすぐに飽和状態になって吸水・排液が進みません。定期的にかき混ぜれば良いのでしょうが、それは作業効率が悪く現実的ではありません。 40年も使っているとガラス製品なのでコスったりブツケたりで細かいところでは原型をとどめていません。4台在ったものも、使える部品をムリヤリ組み合わせ、今では2台しか使えません。 上部の水を貯めるところはSTM社のマーク ガラス製のフィルター(ガラスの粒子を固めた)が付属していますが目詰まりするので使っていません。コーヒーの粉自体が底の方ではフィルターになるので詰まりやすいのです。そこで粉を支えるだけの、取っ手を外した茶こしを使っています。コレは大当たりですこぶる好調。深みのある濃厚な味わいになります。 現行は茶こしフィルター。 コーヒー粉を入れるシリンダーもひび割れてテープでグルグル巻 番号が在っている点滴ノズルはコレ1つだけ。 サーバーの方は合致するものがないので接着剤を充填して固定です。蛇口から出すのではなく別のコーヒーサーバーなどに移し替えて使っています。 こちらはユニオン製。「Union N U-C30型」と読みとれます。 シリンダーの先も欠落しています輪ゴムを糸で縛って落下をしのいでいます。 サーバーの蓋は大きさが合うのは中央に穴を開けた「Hero」のジャムの蓋です。 口の部分は粉々。接着+ビニールテープで補強しています。此処はなるべく手で持たないようにしています。 こうまでして使い続ける理由は、ひとえに 理想の透過抽出 に近いからです。他に売ってないもんですから。(^o^) 以下の動画は実際に私がセッティングしたものです。

ドリップコーヒー(透過抽出)

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ドリップコーヒーとは透過抽出  上から下へ時間差を作る 下の図のように注湯は数段階に分けて注ぎます。 すると、①で吸湯・排出されたコーヒー液は②〜③で吸液・廃液を繰り返し④で最も濃厚になって抽出される。 この①〜④の繰り返しを適量まで続けます。 実際にはこれ程はっきりと区別されているわけではなく、作業としては少しずつ時間を欠ける注湯となります。私は 点滴注湯 をしています。 湯量多めで注湯回数を細かく分けていれると下の図のように3層に分かれてしまいます。底に微粉が詰まり抽出が途中でおわっ。特にペーパーフィルター(濾紙)で起こりやすい現象です。 これを避けるには コヒー豆を荒く挽く コーヒー粉を目の細かい篩(ふるい)にかけ微粉を取り除く 注湯を区切らず、ドリッパー内を掻き混ぜないようにする ネルフィルターのような荒いフィルターを使う。 などの方法が考えられます。実践的なのは4番めのネルフィルターです。個人的には 丸太衣料のA-1フィルター を使っています。片面起毛のネルに二割のポリエステルが使われています。もっと透過スピードを上げたい方は同サイトに両面起毛(起毛が増えて織り込み綿が薄くなります)もあります。

自宅車庫改装その4(完成)

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ガレージカフェ完成です。 ド素人ですからこのぐらい出来ればパーフェクトです。 二人用小テーブル。コロナ対策で、カウンター・テーブルでコーヒーができるまでの待ち席にもなります。 ドリップコーヒーを淹れるカウンターテーブル。今の所二人掛け。 道路側。 庭は30坪程度。ハーブ、花、野菜、樹など色々。超ワイルドガーデンです。 最終的にでも5万円はかかってないと思います。端材・有りものを多用しました。 2023年3月3日 追記 あれから3年。色々いじってます。 車庫改装その後 自宅車庫改装その4 自宅車庫改装その3 自宅車庫改装その2 自宅車庫改装その1

挽き方によるコーヒーの味の違いはあるのですか?という質問

条件状況が変われば、必ず味は変わります。ですから答えは 「変わります」 になります。その味の変化をどの程度に感じるかは人によって違います。極端に挽き方を変えればわかりやすいかと思います。 コーヒーグラインダーの「最も荒い」挽き方と コーヒーグラインダーの「最も細かい」挽き方を この二つを飲み比べてみればよいでしょう。 それを飲み比べて、「違い」がない人には無い。ある人にはある。ということです。  分かる人は、この間隔をつめていって好みの味を見つければ良いわけです。わからない人は無駄なことはしないほうが良いでしょう。 現実的な話として、うまいコーヒーを飲むためには、フィルターにあわせて、挽き方や量を模索してみる必要があります。荒さとフィルターがあっていないと薄すぎたり、濃すぎたり、目詰まりして抽出停止したりします。 更に、挽き方、フィルター、温度、焙煎度、豆の種類・個性…、など、様々な組み合わせの違いもあります。 味の感じ方は百人百色です。 自分で淹れてみて好みの味を探すしか方法はありません。

水温によるコーヒーの味の違いは有るのですか?という質問

という人は水温以外の抽出条件を揃えて、 冷水で淹れる 沸騰したお湯で淹れる これで違いが分かったなら、あとは温度差をつめていき最も味が良いと思えるところを見つければ良い。分からなければ簡単な方法、水で淹れれば良い。 現実には温度に合った淹れ方があります。単純に言うと 熱いほど抽出時間は短く抽出します 冷たいと時間を掛けないとコーヒー液は出来ません 沸騰したお湯で時間をかけるとまずくなります。冷水でも数時間かけると水出しコーヒーのようにコクのある濃いコーヒーもできます。 また、温度によって溶けやすい成分も変わるので味の雰囲気もかなり変わるのですが、味覚は経験値が物を言うので、わからない人にはどうでも良いことですね。

コーヒー焙煎の目的は?

コーヒーの風味をつくること。 生豆にはコーヒーの風味はありません。煎らなくてはなりません。 コーヒー豆をよく膨らませてお湯を染み込み易くする 豆の組織を精一杯ふくらませればよいのです。このポイントに限定すると焙煎は極めて単純な作業になります。 煎り始めてから最も膨らんだところが煎り止め。 それ以上煎っても焦げるだけで、味のバランスは苦味や焦げ臭に偏る。優れた焙煎とは焦がさずに膨張させたものが優秀ということでしょう。直火も熱風も手網も焙煎方法は色々あるが最終目的は同じで、此処に尽きると思います。 また、味の悪い豆を手を変え品を変え努力しても美味くはなりません。時間の無駄。 焙煎機を変えても見極めポイントは同じ 豆は正直に反応します。温度だガス圧だとオマケの要素ばかりに気を使って、 豆の状態観察 をしっかりやらないと本質を見失う。新鮮で旨いコーヒーができればそれでいい。 状態観察のポイント 時間と豆の状態を比較して最良の焙煎を目指します。 Google先生に聞いてみると、ポイントは2つ。 生豆が黄色に変わるまで(はじめの5分) 1ハゼが来るまで(残りの5分) 人によって時間のかけ方はそれぞれ(好みの問題)ですがこれが基本のようです。焙煎機が何であろうとこの基本は変わらないようです。

コーヒー抽出の目的は?

効率よくコーヒー成分を取り出すこと。 豆の状態や成分は抽出では変えられません。 豆で決まっているのです。 まずい豆からうまいコーヒー液は抽出できません。 となれば、 速やかに効率よく成分抽出をする ということになります。 ネルだ紙だ金属だ浸け置きだ圧縮だと、こだわり放題。 器具を変えれば味は変わりますが、最後は好みの問題です。 生豆 → 焙煎 → 抽出 どこが重要かといえば 1番目の「生豆」です。生豆にない成分を出すことは不可能です。 2番目は焙煎。風味を引き出すのはこの段階。 3番めの抽出で味を変えられるのは濃度ぐらいです。 不味い豆を抽出で誤魔化すなら薄〜いコーヒー液で飲みやすくするか、濃〜くして味を潰して分からなくしてしまうかぐらいしか出来ません。 どうやって生豆を見極めるか。みても分かりません。飲んでみて旨くなければ 「2度と買わない!」 と悔しがるしかありません。通販でかうならそのぐらいの覚悟は必要です。一番は味見出来る店です。

コーヒーの手順

1.生豆を手に入れる 味の源、上質な豆を手に入れる。 2.焙煎 加熱により豆をよく膨らまし、風味を得る。 3.焙煎豆を挽く 効率の良い抽出をするためには、表面積を増やしてお湯、又は水が浸透しやすいようにする。コーヒーの濃度に影響します。 4.抽出 お湯、又は水を浸透させてコーヒー液を抽出。水温と時間とコーヒー粉のバランスで濃度 と味の印象が変わります。 5.濾す フィルターで濾す。フィルターは種類(目の粗さ)で透過成分が変わります。 極めて単純な作業です。 複雑なことを言っている自称専門家、もしくは専門家モドキもいますが、お金が絡むと複雑になるようです。 絶対的旨いコーヒーなどこの世にはありません。 自分好みのコーヒーを追求すれば良いのです。人の言うことを聞いても無意味。 1〜5まで全部自分でやり、追求すれば自分好みのコーヒーに近づくでしょう。 1〜5まで全部店に任せるなら、出会いだけに頼ることになります。確率の低い賭け勝負です。

ネルとペーパーでは味が違うんですか?という質問

目の細かさが違います。 最近は紙もネルも目の荒さが色々出ています。 通常は紙の方がネルよりも細かいものが多いように思います。 実験の仕方。 まず、ネルでコーヒーを淹れる。 味見をする。 次に、その抽出したコーヒー液をペーパーで濾す。 味を見る。 明らかに味の違いが分かる筈です。分からない人はどちらで入れてもいいと言う事になります。便利な方、安い方を使えば良いでしょう。 同様に、様々なフィルターを実験してみると良いでしょう。(粗いフィルターから始めること) 目が細かいフィルターは抽出に時間がかかります。 目が荒いフィルターは速く終わってしまいます。 フィルターに合った挽き方やコーヒー粉の量を調節する必要があります

ドリップ式2種

コーヒーは透過抽出する 浸け置き式は飽和状態になるので濃いコーヒーは出来にくい。 エスプレッソも透過式といえますが、味わいは別物です。 透明感があり・多彩・繊細なコーヒーの風味を味わいたいなら、現行では ドリップ式( 透過式 ) 以外にはないでしょう。   更に、ドリップ式には 蒸らし式 点滴式 があります。 1.蒸らし式 蒸らしに必要なお湯を一気に入れる 20秒から1分程度時間を置く コーヒー粉への湯の浸透を待ちます。 注湯の速さを調節しながら継ぎ足しで抽出します。 2.点滴式 コーヒー粉に染み込ませるように面全体に点滴します。 点滴は 湯溜まり が出来ないように、湯量を調節します。 浸透の限界を超えるとコーヒー液がカップに滴り落ちてきます。 点滴で必要量の2割から3割程度まで溜める。 あとは普通に必要量を注湯します。 「4」で止めて、そのまま飲むとか、抽出液に直接お湯を加えて好みの味に調節することもできます。 この2つの方式の違いは雑味です。同じコーヒー粉で淹れてみると、 蒸らし式は、薄味で雑味が残る 点滴式は、濃厚でまろやかで雑味も殆ど感じらない この差は明らかで、口に入れた瞬間違いがわかります。蒸らし式は濃く淹れる飲みづらい。ところが点滴式は濃く、ボディーがあり、そして飲みやすいのです。口に入れて転がすと風味や香りが更に広がります。  ペーパードリップでは微粉があると、どうしても目詰まりがおこりやすく、湯溜まりができます。目の荒いものがあればいいのですが。(あるかもしれませんが…)。目詰まりの起きない方法は 粗挽きにする 微粉を取り除く 目の荒いフィルターを使う などが考えられます。ちなみに私は グラインダーはカリタの クリーンカットミル (微粉含有率が低い) フィルターは 丸太衣料のA-1 (透過性能が高い) を使っています。この組み合わせではなんら手を加えなくても点滴式ができます。微粉が少なく粗挽きにしなくても点滴式で抽出できます。他にもあるのかもしれませんが完璧を求めるとキリがありません。 * 他に使っている道具 水差し (必須) その他 (なくてもよいがあれば便利)

ドリップコーヒーの蒸らしは必要?

蒸らし。 蒸らしにやたらと神経を尖らせて、膨らまないとか均一でないとか喧々囂々一喜一憂。 蒸らし20秒とか1分までとか。 誰が決めたものか。 「コーヒー器具の箱に書いてあるから。」 「ネットで見たから」 「蒸らし」をしている間に温度はどんどん下がります。熱いお湯を入れ続けたほうが濃いコーヒーが出来ます。 注湯のスピードを遅らる それだけでよいのです。 点滴すればよい だけです。 したがってドリップコーヒーに蒸らしは絶対必要ではないようです。

カリタ クリーンカットミル 固着解除

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 固着。 回転部分が固着しているようで、調整レバーを左右に動かない。2台あるので深煎りと中煎りのメッシュ固定で使っていたせいでしょう。しかし年式で構造が変わっているらしくネットで検索してもよくわからない。 かといって40年近く使ったので、カリタに修理を依頼すると高額工賃、部品交換、或いは買い替えになるでしょう。ダメ元でチャレンジしてみます。もちろん自己責任で。 全く動かないので荒療治します。(必ず電源は抜いておきましょう) メッシュ調節レバーを抜き、その穴にドライバーの先を浅い角度で入れ、ハンマーで叩いて少しずつ回転させ、最終的には、シリンダー(上部の輪っかの部分)を上に引っこ抜く。 コツコツ叩いてココまで浮き上がってきました。(ネジ山が見えている部分が浮き上がった) このネジ山が付いているシリンダーを上に引き抜きます。傾かないよう真っ直ぐに引き上げます。かなり精密に作られていますので慎重に。傾いてしまったら木槌などで軽く叩いて傾きをまっすぐにすると抜けます。 シリンダーを抜いたところ。 コーヒーの油が固まって、こびり着いてます。これでは回転しません。これをきれいに掃除して磨いておきます。 汚れを落とし、シリンダーを戻したところ。油も刺さず、ベアリングもないのに滑るように回転します。 調節レーバーが入るネジ山は 叩いて潰れたので切り直します。ねじ切りをホームセンターで買ってきました。一回り大きく切り直して新サイズのボルトにするか、既存の調節レバーを使いたいなら、同じ大きさのネジ穴を新規に切り直します。 ねじ切りのネジ穴にホームセンターで買ったボルトをレバー代わりに。必要十分。

アイスコーヒーはストローで飲んだほうが美味い理由

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喫茶店でのむアイスコーヒーです。 グラスにコーヒーと氷が入っています。あなたはどうやって飲んでいますか? グラスに口をつけて飲むと損をする 前歯から下顎、徐々に口中へ広がりやがて喉の方へ落ちてくという味わい方。 「味見をするときは前歯で」と言い習った覚えがあります。口の中に風味を残しすぎないようにする飲み方でしょう。 グラスを横から見ると底の方には濃いコーヒー、 上の方には氷が溶けて水で薄くなったコーヒー が見えます。 グラスに口をつけて飲むと上の方から薄いコーヒーを飲み続けることになります。香りも味も薄く感じるでしょう。 ストローで飲むと… 直接、上顎の奥の方へダイレクトにコーヒーが入ります。 後鼻腔の近くに香りも苦味も強く感じます。 底の方の氷で薄まっていないところを飲みます。 というわけで、私はストローで飲むほうが味わいが強い濃いと感じます。昭和の男が女子供の如くストローで飲むのは抵抗がお有りでしょうが、味わうならストローを使ったほうが美味いと思います。

コーヒー、陶器から紙コップに移したら不味くなる?

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私は家でも職場でも陶器のカップでコーヒーを飲んでいます。 数年前、初めてコンビニでコーヒーを飲んだときの味は今もよく覚えています。その時は同時に低価格から高価格まで3種類ほど飲んでみました。 脂質を強く感じた 酸味は殆ど感じなかった 焙煎の違いは多少感じた 香りも馴染みのないもの などです。最近、ふとしたことから紙コップでコーヒーを飲みました。それも、自分が焙煎して、自分がグラインドして自分がドリップしたコーヒーをです。味は、 脂質が強い 旨味が少ない ・・・・風味が変 などなど、つまり大雑把。いつも飲んでいる味とは別物だったのです。あまりに驚いたので、もう一度陶器のカップに戻して味見をしてみました。 程よい酸味・甘み まろやかな舌触り口当たり コク 豆独自の風味・・・・ いつも通りの味が復活しました。器を戻したら味も戻った。つまり コーヒーの物理的変化はなかった と思われます。  美しい色・流れるような線・高級感など、視覚的に気分の高揚を誘う器によっては味はかわるだろうと予測はしていました。 逆に、便器に入ったカレー・痰壺のゼリーは美味い筈はない。寧ろ気持ち悪い。 今回の紙コップで感じたのは視覚もさることながら、 柔らかくて不安定 力を加減しないと潰れそう 唇や口角に触れる紙質の摩擦感 紙に対する偏見 など、手や唇などの触感に神経がいってしまうと、脳がまともな判断が出来なくなると感じました。つまり、味や嗅いは脳の違和感によってバランス感覚が崩れてしまうと考えられます。  逆に、いつも紙やプラスチックで飲み慣れている人は、陶器で飲むと私のよう感じたような違和感を覚えるのかもしれません。 私がおすすめするカップは、 ある程度の厚みが有る かといって重過ぎず 角張ったところがなく 持ちやすい つまり まろやかで素直 コクは有るが優しい 脂質感は控えめ 風味を時間をかけて味わいたい という気持ちですが、果たして…。 色でもかなり印象は変わるようです。酸味が強くなる黄色いカップとかコーヒーアロマを感じやすいのは茶色のカップだとか個人差は有るでしょうが、イメージと器の関係面白いですね。因みに私は、飲み物の色が見えない黒いカップは苦

吸い込み式 冷却機  作りました

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ドライヤーや扇風機ではチャフが飛び散ります。なんとかならないかなぁ。 冷却機 3ステップ ステップ1.吹き上げ式 簡易型 比較的安価なサーキュレーターを使います。(使わなくなった家電に選ばれそう) 上にザルを乗せて(サイズがドンピシャ!) 風力十分で、機能的にはこれで全く問題ない。秒単位で冷たくなります。欠点はチャフが舞い上がります(T_T)。 手網焙煎の豆量200g程度でチャフはあまり気にならなかった。ところが手回しロースターになって一焙煎500gとなると、かなり盛大に舞い上がります。全身かぶります。これはなんとかしないとまずい。 ステップ2.吸い込み式 板で箱を組み、中にサーキュレーターを逆さにして入れる。(真上からの映像) 焙煎豆を受けるザルがハマる大きさに天板に穴をあけます。(ザルはユニオン・サンプルロースターに付属のもの) すっぽりハマって効率よし。 底板にもサーキュレーター用穴を開け空気を噴射。百均のキャスターを付けて移動可能に。 今までのザルでは側面から空気が入り込み豆を通過する空気が少ないので効率が悪い。 冷却用のザル(左)はサイドがステンレスで底面だけが金網になっている。 これでチャフの舞い上がりがなくなりました。(^o^)。 しかし、このままでは床に溜まる。ホウキで掃くか集塵機で吸い取るか。まだ手間がかかるなぁ。 ステップ3.チャフ取り付き分割型 3cm角の安価な角材を組んで、網戸用のネットをタッカー(百均)で内側に止める。その上に冷却器を乗せる。チャフが溜まったら上の冷却箱を下ろせばチャフを捨てるのは簡単です。理想は引き出し型ですが隙間があるとチャフが漏れる可能性があるのでこれで妥協。 網は風通しが良くて細かいチャフも通さないものを・・・と考えていたら網戸用ネットを思いつきました。小さい虫も通さず涼しい風は通す。 大成功です。\(^o^)/ 下箱はキャスター付きで移動は簡単、底面からも風が抜けます。(真上からの映像) チャフはこんな感じに残ります。実際には一度の焙煎でもっと出ますが、うっかり撮影前に捨ててしまいました(汗)。  因みに、木材とネットはホームセンター、ネジ・タッカー・キャスターは百

サンプルロースター パンチング有りと無し

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1. パンチング無し二重ドラム(熱気焙煎) 分解するとこのように、ドラムは2重になってます。 直接火が当たらないので温度上昇には時間がかかります。 メリットは 温度計が使える(ドラム内の温度が測れる) 火力に対する温度変化が緩やか(2重ドラムだから熱伝導に時間がかかる) 多少の蓄熱効果はある チャフが飛び散らない 焙煎中、外気温や風による温度変化は殆どない ぐらいでしょうか。デメリットは 火を消してもすぐに温度が下がらない。火力を上げても即座に反応しない ガスコンロでは熱量に限界があり1ハゼ8分以内でなら200g前後が限界。 300g以上はガスコンロの強火全開でも20分以上は必要。10分以下の焙煎は無理。 外側ドラム→空気層→内側ドラムの順で熱が伝わるので、温度変化には時間がかかります。それを予測したうえでの煎りあがりのタイミングを考慮しなくてはなりません。焙煎後10分経過してもドラム内の温度は100度以上を維持します。火傷や洋服の焦げにも注意が必要です。 2重ドラムで通気性が殆ど無い とうこと。熱し難く冷めにくいのが特徴。 2.パンチング有り一枚ドラム(直火・熱気通過式)  早い話が「 回転式炙り焼き 」です。熱は素通りで蓄熱は不可。ガスコンロの炎がそのまま反映します。中火で200gなら6分程度で、260gなら8分ハゼが来ます。回転数が速いと温度が下がります。回転を止めると勿論焦げます。放置すれば燃えます。風による炎の揺れや、ドラムに風が入るとすぐ温度が下がります。 メリット 火力に対する反応が早い。(蓄熱はゼロ) 二重ドラムに比べて短時間で焙煎できる チャフがドラムの中に溜まらない デメリット ザルのように素通し。熱気が溜まらない。 温度計は上昇か下降か一定かの傾向判断としてなら使えるが、通過する空気の温度しかわからない チャフがパンチングの穴から出てコンロや周囲に散らばる 豆の温度と通過する熱気の温度はイコールではない。風が吹いたら火力が変わる。豆の温度を測る手段がない。焙煎の再現性を上げるには風対策と火力と回転数の安定が必要(困難)。これは一番の欠点でしょう。  温度測定は、非接触型(※1)の温度計で豆の表面温度を測ることが可能なら希望がないわけではない。しかし、右手でドラムを回し、左手でレーザーを豆に当てる