遂にこの日が来た

以前から機会があれば語りたいと思っていました。このゴム長についてです。

ゴム長というのは意外に脆い。特に冬の雪かきではその脆さが露呈する。少し踏ん張ると足首の辺りから亀裂がは入り、
知らずに動くとバックリと裂けてしまう。

あれはバブル前の頃。
下土手町の共同社ビルに、文字通り「靴の共同社」がありました。
「兎に角丈夫なゴム長が欲しい」
というと、コレを薦められました。バブル前だというのに、安売りで、1万3千円。当時、
普通の長靴が6足以上買えるくらいの高額。
数種の質や厚さの違うゴムを組み合わせてあり、随所に補強がゆき届いている。おまけに踵にはセラミックが埋め込まれていて、氷の上でも闊歩出来る。
騙されたと思って買うことにしたが、ポケットに1万円しがなく、財布を取りに出直したのを覚えている。

あれから20数年。
未だに健在です。売ったお店は残念ながら無くなってしまいました。しかし、このゴム長は不滅です。

只、性能に欠点は無いのですが、この靴を履いてコンビニなどに入ると必ずと言っていいほど、
「それは業務用ですか?」
とか、見知らぬ人に何かしらの質問される事は些か予想外ではありましたが。





 

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